空手道 柴田和道会

全日本空手道連盟柴田和道会のブログです。

10月 12日(月)

私が住む街で大変な事件が起き、昨日でちょうど1ヶ月が経ちました。

犯人は、まだ見つかっていません。夜間の犯行で目撃情報が少なく、逃走に使った車も色や種類が特定されていないと新聞に報じられていました。

夜来客があり、玄関を開けてすぐ襲われ、上半身を複数箇所刺された。といった状況のようですが、もし自分がこのようになったときに、身を守る対処がどれだけできるだろうか。

(右手に持った刃物で突いてきた手を左手で上から払い、同時に右縦拳を相手のアゴに入れ、ひるんだ隙に包丁を持った手に小手返しをかけて倒し、包丁を落とす。すかさず、、、なんてことがとっさの判断でできたら達人です。)

武道は本来、命をかけた攻防の中から多くの技が生まれました。しかし現在は、スポーツ化、競技化が進み、武道本来の緊張感が欠けてしまっているように思います。何より、私自身がそうです。

暴力を伴う事件は毎日どこかで起きています。いざというとき、守るべきものを守れるようにしなければ。その為には、様々な場面を想定し、反射的に対応できるよう稽古を重ねるしかないのでは、と思います。そのような場面に遭わないようにすることが一番ですが。